IFAを目指す方へ|リテール営業マンで転職、独立を迷われている方へ

大手証券の若手リテール営業マンで転職、独立を迷われている方へ

 

大手証券会社支店営業マンはサラリーマンを辞めてIFAになった方がいいと思います。

大手証券会社のリテール営業の営業マンをしていたときに納得できなかったのが、自分の給料の10倍の稼ぎ=売り上げを当たり前のように求められることです。どう考えても負荷がかかり過ぎで、結果お客様に負担をかけることになります。経営の問題ですが、支店の家賃と間接部門の人件費他、収益と費用のバランスが悪いです。

日本全体の年金問題と、同じで、高齢の社員を支えるために現役の営業マンが過剰に稼ぐことを求められれています。丸の内や大手町の快適な本社にいる稼がない役員や部長の給料のために、自分の給料の何倍もの手数料を、求められています。

10年後、後輩が自分のために稼いでくれると本当に思えるのでしょうか?

その前に無理な取引でコンプライアンスで突かれることはないのでしょうか?

独立のチャンスは、日々厳しい数字を求められながらも、大切なお客様を守り、気に入っていただいたている営業マンのみに与えられる特権だと思います。せっかくのチャンスを生かすかどうかはあなた次第です。

世の中の動きをよく考えた方がいいと思います!

お客様に真摯に向き合い、本当に正しいことをしないと企業の存続はなくなると思います。

私が退社を決意した経緯

私は34歳の時に支店でリテール営業をはじめました。以来、店舗統合が異動扱いになったので同一支店で9年勤務しました。休眠開拓から大きくなったお客様が店で3本に入るぐらい大きくなり、かつお客様からの信頼もいただいていたので、もし退社するなら この店からの移動辞令のタイミングだろうと自分の中で考えていました。入社以来10年の内部管理部門勤務の後、ファイナンシャルプランナー営業という触れ込みで証券会社の営業が変わると言われて 個人営業の現場に出てみたけど理想的な営業に変わることはなかったです。だから退職についての迷いはなかったです。

 

退職、退社についての考え方

退職したくない考え方の中には、日々の活動で生み出している自分自身の経済的な付加価値(会社に対していくら貢献しているか、儲けさせているか)より、今の地位や報酬が 多くもらっていて、会社在籍年数からの年功的な報酬を受け取り続けたい、守りたいという考えがあるかと思います。でもそれは、会社自体が存続してかつ今までのように稼げる業界であればの話だと思います。
独立するのにいい年齢は何歳かと迷う方は考えるかもしれません。20代は若過ぎてエネルギーがある一方で、蓄えが少なく不安定だから難しいとか。50代はエネルギーもやる気も低下するので難しいとか。35から45ぐらいは子育てで大変だから難しいとか。考えてもわからないことは多いです。将来のことは誰にもわかりません。はずみとか、勢いも必要だし、自分を支えていただくのはお客様なので、そのあたりの見極めが大事だと思います。

考え抜いて 安全なものを選んだつもりが、後から見ると一番リスキーな選択をしていたという経験ないでしょうか?

麻雀(マージャン)で例えると リーチに対して安全策で降りるために 筋の牌やおた風の牌をわざわざ選んで捨てて、リーチに当たってしまう感じでしょうか。

独立成功の秘訣

大手金融機関を退職してから12年、同等の生活をしながら、自由な働き方をできているので、自分の気持ちの部分では成功に入ります。現状、客観的に見て失敗でないレベルかと思っています。プラス方向で考えると、今まで12年間に、事業主として、様々な知見の蓄積があるので、これからはそれを生かして もう少し成功と言える方に行けるかと思っています。
これから独立する人には、まず守りながら、続けることをアドバイスします。事業を継続していれば、そのうち大きなチャンスも来るかと思います。性格次第で借金を背負って追い込むことで頑張る方もいるかもしれませんが、普通の方はまず守りから入ることだと思います。

どうやれば成功できるかも大切だけど、成功するまで続けるという考え方も必要かと思います。

 

 

IFAに向く人の考え方

証券リテール営業職をしている方で、他の人(営業マン)のノルマをしりぬぐいしたりするのは大嫌いという考え方の方に向いていると思います。その代わり 自分も他人に世話になったり、迷惑をかけたりしないという考え方です。

証券リテール営業職だと皆様が経験していることだと思いますが、自分の予算(ノルマ)が100%終わっているのに、締め切り前日ぐらいになって 支店の残っている予算分(誰かができていない予算分)を支店営業マン全員で仕上げるみたいな号令が下りてくることがあります。ほっといたらそのまま支店の予算が残るので、予算ができてるセールスにも協力させて仕上げるやり方です。外出禁止になったり、出来上がるまで帰るな と言われたり、予算を仕上げている者からすると理不尽極まりないです。これに違和感を感じない方は会社員が向いているでしょうし、私のように嫌だと思う人間は IFAに向いていると思われます。