MESSAGE代表からのメッセージ
マネーアドバイスセンター代表の志田です。
私は昭和63年4月入社時点に某大手証券の本社に配属されてから10年間本社管理部門に勤務していました。やりがいのある仕事でしたが、証券営業が無理な営業からFP(ファイナンシャルプランナー)的な顧客重視に変わると言われたので理想を信じて希望して営業職になりました。しかし理想的な営業の実現は困難でした。
地方に飛ばされない程度の仕事をこなす一方で、大手顧客開拓につとめてお客様から評価される存在を目指しました。
幸い売上6000億の上場企業オーナー一族と、日本橋にある大手百貨店の社長に気に入ってもらうことができ、
法人営業が提案するようなM&Aを提案してお客様に評価していただき同一顧客の担当を継続。
顧客利益を守り続けることに努力しましたが、9年目に地方への転勤辞令。この時点で退職してIFAになりました。
やめた理由は3つです。
1 お客様ともっと向き合いたい
(手数料目的と誤解されないように)
個人のお客様との金融取引の現場では
●金融知識や相場に対する情報格差がある
●値動きのある商品を扱うのに、不安はあるが儲けたいというお客様の気持ちが強い
の2つの理由で、売買の回数が増えると手数料を目的にしているように誤解されることがあります。もっと時間をかけてお客様と向き合うことで誤解の無い関係を作りたかったです。
2 疑問のある
商品販売を会社に求められる
法人関係で引き受けた商品、本社営業企画で考えたが時間の経過とともに相場に合わなくなった商品、デリバティブで作り出して価格がわかりにくくしてお客様にはわからない手数料がたくさん払われる商品等々、証券営業の現場にいると疑問に思われる商品を販売することもありました。
そのような商品販売に、自分の心もすり減りました。
3 大切なお客様との関係を
継続させない
支店のお客様とそのお預かり資産は支店の財産のような考え方があります。仮に私が都内の別支店に移動になり、私のことを気に入って移動先の支店で私との取引継続を望むお客様がいらっしゃても担当できないルールでした。一度地方で勤務して都内別支店に戻ったとしても、大切なお客様の担当はできないルールになっています。本当に大好きなお客様のために働きたくてもそれができない。
独立してIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)として働き出してからは
●手数料目的と誤解される商品販売をしないこと
●疑問のある商品販売をしないこと
●信頼できるお客様の資産を守ることに全力をつくす
に全力を尽くしています。
私はサラリーマンをやめてから一度も戻りたいと思ったことも後悔したこともありません。公私ともに、また心身ともにゆとりある生活をおくれています。IFAと言う仕事や立場が少しづつメジャーになる気がします。共感していただける方と一緒に働きたいと思っています。