変化に対応できるように働き方を見つめ直そう。選択肢としてのIFA

■IFAの働き方がいいのはわかっているけど、、、

大手証券会社やメガバンクなど金融機関に勤務して、個人向けの金融商品販売に携わる方々であればIFAとして働くことで生み出されるメリットについてはご存知かもしれません。

IFAの働き方が生み出すメリット)

・予算やノルマがないのでお客様に無理に販売する必要がない
・合わない上司との関係性に悩む必要がない
・異動や転勤がなく、自分を信頼してくださるお客様をずっと担当し続けられる
自分を信頼してくださるお客様に真摯に向き合い、本当におすすめできる金融商品を販売する。
その結果、お客様の長期的な資産形成・資産運用に貢献し、さらに信頼を得て、末長くお付き合いし続ける。
個人に金融商品を販売するのであれば、「固い信頼のきずなで結ばれたお客様との関係」こそ、ビジネスのあり方として一つの理想ではないでしょうか。こうした理想を実現できるのがIFAの醍醐味です。

今このページをご覧になっている方の多くは、「あなたのアドバイスを求めている」あるいは「あなたが勧めるから買う」と言ってくださるお客様がいるはずです。
もし信頼してくださるお客様がいるのなら、私たちはお勧めします。理想を実現できるIFAに転身することを。
しかし、「IFAになることをためらう」方も多いかもしれません。ためらう理由は何か?
きっと「IFAの働き方で生み出されるメリット」はご理解していても、不安な何かが残っている

IFAへの転身をためらうポイント)

・私がIFAに転身したときにお客様がついてきてくれないのではないか?
・お客様がついてこないから、いざIFAになっても食べていけないのではないか?
こうした不安をお持ちになることはよくわかります。
しかし気づいていますか?お客様の意識が大きく変わってきていることに。

■お客様の意識の変化に気づいていますか?

インターネットが急速に普及した1990年代。回線速度が速くなった2000年代。パソコンに代わるスマホが大きく普及した2010年代を経て、いまは2020年で元号も令和になりました。
うっかり少し前の時代の常識にとらわれてしまうことが多いかもしれませんが、昭和・平成の時代に強力だったものが大きく衰退し、新しい勢力が拡大していることに気づいていますか?
自動車業界では「電気自動車のテスラモーターズがトヨタ自動車の時価総額を抜いた」というニュースがありました。もちろん今もトヨタの存在感は依然として大きいですが、世界中が21世紀に誕生したテスラに注目をしています。
金融業界も同じです。「大手の金融機関が信用できる」のは当たり前でした。しかし昨今の日本郵政グループの保険販売不祥事に代表されるように「必ずしも大手だから信頼できるとは限らない」とみるお客様は増えています。
わかりやすいのは証券会社。ネット証券が大きくシェアを伸ばしており、「大手だから選ばれる」とは限らなくなっています。「大手だから」ではなく「中小でも特色のあるところ」を選ぶ傾向が増えつつあります。こうしたお客様の意識の変化について行けているでしょうか?

■大手金融機関の個人営業の現場で、いま起きていること

お客様が大きく変化しているのに対し、大手金融機関の個人営業は変化しているでしょうか?
周りを見渡してみてください。今は「やる気のない給与所得者」にとってはとても楽な時代です。コロナを言い訳にすれば実績をあげなくても保証された給与をもらえるのですから。そんな同僚、そんな先輩・後輩が周りにいるのではないでしょうか?
この文章を読んでいるあなたのように「やる気のある給与所得者」は違うはずです。
・いつまでもこんな働かない状態が続く訳がない。
・お客様がどんどん変わろうとしているのに、うちの会社はこのままでいいのか?
・このままでは会社がおかしくなる。
「今こそ変わらなければ、いま動かなければ」と危機感を持っていることと思います。

■これからの大手金融機関の個人営業で起こること

コロナをきっかけに定着しつつあるテレワーク中心のワークスタイルは、仕事の過程や人間関係ではなく「仕事の結果や内容の質」を見事に明らかにするようになりました。実力のある人は正しく評価され、「ごまかし」や「やっているふり」、「居なくてもいい人」があぶりだされ始めているはずです。そして、実力のある人は高く評価されるところにさっさと転じることも普通になりつつあります。
こうした動きを踏まえ、2020年代の金融の個人営業の現場で起こることを予想してみます。
・この文章を読んでいるあなたのように、やる気のある30代・中堅の働き手がごっそり抜ける
・年配の働かない人と新人だけ営業として残る
・働かない人はリストラされる
・コスト削減のために本社で不必要な人間が営業に転換される
・ますます営業力が低下して顧客からの支持がなくなり、さらなる流出が続く
あなたのように「やる気のある給与所得者」にとっては、組織に長く属し続けると受難の時代が続くことが予想されます。

■いまあなたが判断すべきポイント

金融機関を取り巻く環境は大きく変わりつつあります。特にお客様の意識は急速に、そして大きく変わってきました。こうした変化に対応して金融機関は変わっていけるでしょうか?
平成時代に起こったバブル崩壊に伴う金融再編を振り返ると、最終的には変わるかもしれません。しかし、その過程でリストラをはじめとした後ろ向きな対応を余儀なくされるのかもしれません。
いま、あなたができる判断として2つ提案します。
・給与所得者として安定的な生活を求め、衰退するであろう組織に身を委ねる
・リスクをとって、個人事業主であるIFAとして独立する
どちらがよいか?
どんな金融商品もリスクがあるのと同じように、計算してもわかりませんし、損得を考えてもわかりません。最後は自分で考えて決めなければなりません。

・自ら選んできた金融の仕事。これからは何のためにするのか?誰のためにするのか?
・どんなことにやりがいを見出すのか?自分のしたいことは何なのか?
・何を目的に働くのか?どんなことを楽しみに働くのか?
もしあなたが「お客様に真正面から向き合う」ことができて、「お客様のために働きたい」と思われているのであれば、IFAとして独立することは有望な選択肢です。
大きく変化しつつある今の時代に、組織にゆだねることなく自分でリスクをとりに行く。
これまで真剣に向き合ってきたお客様なら、「リスクをとりにいくあなた」に必ずついてきてくださるはずです。

IFAになると決めたら、大手IFA法人をはじめ、さまざまなIFAの組織を比較してください。